ビットのパッケージに「トーションビット」と書いているものがありますが、そもそもトーションとは何かご存知ですか?
一言で言うならば、ビットに施された衝撃を緩和する仕組みのことです。
今回はインパクトドライバーのビットのトーション効果について説明します。
インパクトドライバーと共にビットも進化している
年々インパクトドライバーの性能は向上し、回転数やトルクが高くなっています。
回転数、トルクなどのパワーが上がるとインパクトドライバーで打ち込む際の衝撃が強くなります。
そのためビス頭がなめる、ビットの破損、締め付けすぎてビス頭が飛ぶなどの現象が起こりやすくなっています。
それを防ぐのがビットに搭載されているトーションと呼ばれる機構です。
ビットも常に進化し、高トルクのインパクトドライバーでも快適に打ち込めるように改良されています。
トーションとはビットのくびれやへこみのこと
各メーカーごとにくびれや溝、テーパーだったりと様々な形状になっています。
この部分がインパクトドライバーの打撃の衝撃を緩和するはたらきを持っています。
トーションで衝撃を緩和し、折れやカムアウトを低減
ビットにトーション部分があることによってその部分がねじれます。
ねじれることでインパクトドライバーの打撃をソフトにし、ビットの折れや欠け、カムアウトを低減させる効果があります。
このトーションの工夫があるからこそ、快適にビスを打ち込めるようになっています。
トーション部が長いほど衝撃吸収の効果も高まります。
ビットは機種、メーカーによって相性がある
インパクトドライバーの機種、メーカー、使い方によってビットの相性は変わりますので、私が使いやすいビットはもしかすると他の方が使ったら使いにくく感じるかも知れません。
高トルクのインパクトドライバーなら、トーション効果が高いものを使ったほうが快適に打ち込めるとも考えられますし、皆さんそれぞれ好みの使用感、打撃感もあるため、一概にどのビットが一番いい!ということは言うことは難しいです。
いろいろな製品を試し、自分と相性がいいビットを見つけることも一つの楽しみとも言えます。
まとめ
トーション機構があることでビットの破損が減り、長く使えるようになってきています。
いろいろなメーカーのビットを試してみて、使いやすいビットが見つかると更に仕事も楽しくなります。
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