斜めの穴あけやトンネルのようにカーブした穴、底が平らな止め穴を開けたいときは、スターエム「ウエーブカッター」がおすすめです。
刃がウエーブ状になっており、切りくずの排出がスムーズで軽い穴あけ感。
使い方次第でいろいろなバリエーションの穴を開けることができます。
インパクトドライバーでは27ミリまでのサイズ展開。
木工作業や刻みの作業にうってつけの、スターエム「ウエーブカッター」の紹介です。
ウエーブカッターの解説動画
スターエム公式サイトでウエーブカッターの解説動画がありますのでご紹介します。
引用:スターエム公式サイト
自由な穴あけが可能
引用:スターエム公式サイト
普通の木工ドリルだと材料に対して垂直、もしくは斜めの穴あけしかできません。
ウエーブカッターは貫通穴はもちろん、任意の場所で止めることで底が平らできれいな止め穴を開けたり、トンネルのようにアールが付いた穴も開けることができます。
材料の端部に半円状の穴、穴同士を重ねた連続穴も簡単。
大工さんの刻みの作業でありがちな、広い面の彫り込みにも使える便利なドリルビットです。
切り屑がスムーズに出る
ウエーブカッターは円周上の連続した刃で徐々に切り込んでけがいていき、中央にある2枚の底さらい刃で材料を削り取ります。
また、切りくずの排出がとてもスムーズになっています。
そのため切削時の抵抗も少なく中央部の刃先への負荷もかかりにくい、長切れする構造になっています。
穴あけの際は強く押しつけすぎず、インパクトドライバーが常に回っている状態を保つようゆっくりと穴を開けていきましょう。
竹にもきれいに穴あけ可能
引用:スターエム公式サイト
通常の木工ドリルだと穴の周囲が毛羽立ったり竹が割れたりしがちです。
ウエーブカッターは割れやすい竹を物ともせず、シュルシュルと穴あけ。
硬い節の部分もきれいに穴あけができます。
インパクトドライバーで使えるのは27ミリまで
ウエーブカッターは12~27ミリまでの小径サイズは六角軸ですが、28ミリ以上の大径になると三本溝の入ったSDSシャンクになります。
サイズは12、13、15、16、18~27ミリまでは1ミリ刻みで展開しています。
その他のサイズはスターエム公式サイトをご確認ください。
低い回転数で使用すること
メーカーの適正回転数は12~27ミリまでは3000回転、28ミリ以上は1500回転と定められています。
ですのでインパクトドライバーでの使用の際は一番遅いモードに設定、打撃がかからないように回転させながら使用しましょう。
打撃が加わると軸折れや破損に繋がり、怪我をする恐れもあります。
本来は上記の動画のように電気ドリルを使用するのが無難かと思います。
基本的に再研磨不可能
ウエーブカッターではメーカーでは再研磨不可能な商品とうたわれています。
円周上の波打った刃の形状が研磨が難しいため、そうなっていると思います。
ですが穴の底を削る底さらい刃は形状的に研磨は可能かと思われますので、詳しくはお近くの金物屋さんや研磨所に持ち込んで確認してもらいましょう。
まとめ
木工ドリルとは一味違う使用感。
貫通穴だけではなく広い範囲の彫り込みにも使える汎用性の高さが魅力ですね。
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